食欲のしくみ
広島総合訪問はりきゅうマッサージ協会ゆたかの手島です。
今日は食欲のしくみをみていきたいと思います。
血液中のブドウ糖濃度を『血糖値』といいます。
血糖値は食後上昇しますが、だんだん低下し、やがて空腹時血糖値になります。
この血糖濃度に、脳の視床下部にある摂食中枢が反応すると空腹感が生まれ、
食欲がわいてきます。また、血糖値が空腹時血糖値の約2倍になると
視床下部の中枢が反応して満腹感が生まれ、食欲がなくなります。
また、胃に食べ物が入ると胃壁がのびます。すると、その変化に副交感神経が反応して
満腹中枢を刺激し、満腹感を起こします。
一方、胃の内容物が腸へ送られると胃壁が縮みます。
それには交感神経が反応して摂食中枢を刺激し、空腹感を起こすので
食欲がわいてきます。
食欲は、食べ物の味や見た目、香り、食感、料理を作る音によっても影響を受けます。
食べ物やその周囲の情報は、口や目、鼻、耳などから神経を介して大脳皮質にそれぞれの
感覚野に送られ、味、色、香りなどの情報が統合されます。
その結果と食体験の記憶、知識などが脳の扁桃体という部分で統合され、
おいしい、まずいなどの判断がなられます。
こうした情報は視床下部に送られ、おいしいという判断は
摂食中枢に伝わるので食欲がわき、まずいという判断は満腹中枢に
伝わるので食欲が起こりません。
このように人は常に食欲をコントロールしています。
なぜお腹が減るのかよく理解し、楽しい食生活を過ごしましょう!
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