認知症の睡眠問題

 

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広島総合はりきゅうマッサージ協会ゆたかの吉岡です。

今回は認知症の睡眠問題についてお話していきます。アルツハイマー病などの認知症の方では、同年代に比べて睡眠が浅くさまざまな睡眠障害がみられます。夜間の睡眠と昼寝の時間が増え、昼夜逆転の不規則な睡眠・覚醒リズムに陥るようになります。またしっかり目が覚めきれず「せん妄」といわれるもうろう状態が出現します。このような時には不安感から攻撃的になるため、介護の負担が増します。睡眠が浅いことで睡眠薬を使う方がいらっしゃると思いますが効果がないと感じて使い過ぎると強い眠気や誤嚥、転倒・骨折などが起こる可能性があります。認知症の方の睡眠障害の対策は下記にまとめます。即効性はありませんが根気強く続けることをお薦めします。①就寝環境を整える。(室温・照度)②午前中日光を浴びる。③入床、覚醒時間を規則正しくする。④昼寝を避ける/日中ベッドを使用しない。⑤夕刻以降に過剰の水分を摂取しない。⑥アルコール、カフェイン、ニコチンの摂取を控える。

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